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デュッセルドルフの住民登録
デュッセルドルフでの住民登録方法
ドイツで新しい住居へ入居した場合は、原則として住民登録を行う必要があります。
住民登録はドイツ語で「Anmeldung」と呼ばれ、住所変更の場合は「Ummeldung」と呼ばれることもあります。手続きは、市内のBürgerbüro(市民サービス窓口)または条件を満たす場合はオンラインで行います。
住民登録は、銀行口座の開設、滞在許可申請、税務手続き、携帯電話やインターネット契約、学校・幼稚園の手続きなど、ドイツで生活を始めるうえで重要な基礎手続きです。
1.誰が住民登録を行う必要があるか
デュッセルドルフ市内の住居へ実際に入居した人は、次のような場合に住民登録が必要です。
・日本などの国外からデュッセルドルフへ転入した
・ドイツ国内の別の都市からデュッセルドルフへ転入した
・デュッセルドルフ市内で住所を変更した
・デュッセルドルフに主たる住居または副住居を持った
住民登録は、賃貸住宅だけでなく、自己所有の住宅、家族宅、社員寮などへ入居した場合も対象になります。デュッセルドルフ市内で新しい住所へ入居した場合は、原則として実際の入居日から2週間以内に登録しなければなりません。入居日前に登録することはできず、最も早い手続日は実際の入居日です。(service.duesseldorf.de)
2.住民登録の期限
原則として、入居日から2週間以内に手続きを行います。
例えば、7月1日に新しい住居へ実際に入居した場合は、原則として7月15日までに住民登録を行います。
ここで重要なのは、賃貸契約の開始日ではなく、実際に住居へ入居した日が基準になることです。
期限を過ぎた場合でも、住民登録自体ができなくなるわけではありません。ただし、正当な理由なく遅延した場合は、警告や罰金の対象となる可能性があります。住民登録義務に違反した場合、法律上は最大1,000ユーロの過料が科される可能性があります。(Landeshauptstadt Düsseldorf)
予約が取れず、2週間以内に窓口へ行けない場合は、できるだけ早い時点で予約手続きを行い、その予約確認を保存しておくことを推奨します。
3.必要書類
通常、住民登録には次の書類が必要です。
パスポートまたは身分証明書
日本人の場合は、有効な日本国旅券を持参します。
家族で登録する場合は、登録する家族全員分のパスポートを持参してください。
Wohnungsgeberbestätigung
Wohnungsgeberbestätigungは、住宅提供者が入居の事実を証明する書類です。
通常は、次のいずれかの人または会社が発行します。
・オーナー
・管理会社
・住宅を貸している主契約者
・社員寮やサービスアパートの運営会社
書類には、通常、次の情報が記載されます。
・住居の住所
・実際の入居日
・入居者の氏名
・住宅提供者の氏名および住所
・住宅所有者の情報
・住宅提供者の署名
住民登録ではWohnungsgeberbestätigungが必須です。賃貸契約書だけでは代用できません。(service.duesseldorf.de)
Anmeldung用の申請書
窓口で記入できる場合もありますが、事前に市の申請書を用意しておくと手続きがスムーズです。
申請書では通常、次の内容を記入します。
・氏名
・生年月日
・出生地
・国籍
・婚姻状況
・以前の住所
・新しい住所
・入居日
・主たる住居か副住居か
・宗教に関する情報
・配偶者、子どもなどの情報
代理手続きの場合
本人が窓口へ行けない場合は、代理人による手続きが可能です。
その場合は通常、次の書類が必要です。
・本人が署名した住民登録申請書
・本人が署名した委任状
・本人のパスポートまたは身分証明書
・代理人の身分証明書
・Wohnungsgeberbestätigung
デュッセルドルフ市は、本人が出頭できない場合、署名済みのMeldescheinと委任状を代理人が提出できると案内しています。(service.duesseldorf.de)
家族で登録する場合
夫婦と未成年の子どもが同じ住所へ同時に転居する場合は、成人の家族1人が代表して手続きできる場合があります。
ただし、家族全員分のパスポートまたは身分証明書を持参する必要があります。(service.duesseldorf.de)
状況によっては、次の書類の提示を求められる可能性があります。
・結婚証明書
・出生証明書
・親権に関する書類
・氏名変更を証明する書類
外国語の証明書については、ドイツ語訳や認証を求められる場合があります。
4.Wohnungsgeberbestätigungとは
住民登録で最も重要な書類の一つが、Wohnungsgeberbestätigungです。
これは賃貸契約が存在することを証明する書類ではなく、入居者が実際にその住居へ入居したことを住宅提供者が確認する書類です。
次の点に注意してください。
・賃貸契約書だけでは住民登録できない
・実際の入居日が記載されている必要がある
・住所、部屋番号、階、左右の位置などを正確に記載する
・入居者全員の氏名が記載されているか確認する
・契約開始日と実際の入居日が異なる場合は、実際の入居日を記載する
・Wohnungsgeberの署名または正式な発行情報が必要
部屋番号や階数の記載が誤っていると、郵便物、税務手続き、滞在許可申請などで問題が生じることがあります。
受け取ったら、氏名、住所、入居日を必ず確認してください。
5.窓口で住民登録する方法
デュッセルドルフ市内のBürgerbüroで手続きできます。
居住する地区の窓口に限定されるとは限らず、原則として空きのある市内のBürgerbüroを選択できます。
手続きの流れ
-
デュッセルドルフ市の予約サイトを開く
-
EinwohnermeldeamtまたはBürgerbüroを選択する
-
「Anmeldung eines Wohnsitzes」または該当する住所登録手続きを選ぶ
-
手続き人数を入力する
-
希望するBürgerbüroを選択する
-
日時を選択する
-
氏名、メールアドレスなどを入力する
-
予約確認メールを受け取る
-
指定日時に必要書類を持参する
窓口での住民登録には、原則として事前予約が必要です。(service.duesseldorf.de)
予約が取れない場合
デュッセルドルフでは予約が埋まっていることがあります。
市の案内によると、新しい予約枠は通常毎日午前9時から、当日枠は午前7時から公開されます。また、キャンセルされた枠は随時再公開されます。空きがない場合は、希望する曜日、時間帯、窓口を登録して空きを知らせてもらう「Terminagent」も利用できます。(Landeshauptstadt Düsseldorf)
早く予約を取るためには、次の方法が有効です。
・複数のBürgerbüroを候補にする
・時間帯を広く設定する
・午前7時または午前9時頃に予約状況を確認する
・キャンセル枠を定期的に確認する
・Terminagentへ登録する
・市の窓口へ電話で相談する
予約日時のメールは、当日まで保存してください。
6.窓口当日の流れ
予約日時の少し前にBürgerbüroへ到着します。
窓口によっては、入口の端末で予約番号を入力またはQRコードを読み取り、受付番号を発行します。
呼び出し画面に自分の番号が表示されたら、指定された窓口へ進みます。
担当者へ次の書類を提出します。
・パスポート
・Wohnungsgeberbestätigung
・必要に応じて申請書
・家族全員の書類
・代理人の場合は委任状
担当者が氏名、生年月日、住所、入居日などを確認します。
主な確認事項には、次のようなものがあります。
・新しい住所
・以前の住所
・入居日
・単身、家族での入居
・主たる住居または副住居
・婚姻状況
・宗教登録
内容に誤りがないか、画面や書類を確認してから署名してください。
7.Meldebestätigungを受け取る
住民登録が完了すると、MeldebestätigungまたはAnmeldebestätigungと呼ばれる登録証明書が発行されます。
デュッセルドルフ市では、住民登録完了時に1回、無料でMeldebestätigungが発行されます。(service.duesseldorf.de)
この書類には通常、次の情報が記載されています。
・氏名
・生年月日
・新しい住所
・入居日
・登録日
Meldebestätigungは、次のような手続きで必要になることがあります。
・滞在許可の申請や更新
・銀行口座の開設
・健康保険の手続き
・勤務先への住所登録
・携帯電話やインターネット契約
・自動車登録
・学校や幼稚園の申込み
・各種行政手続き
原本は紛失しないよう保管し、必要に応じてコピーを使用してください。
8.住民登録の手数料
通常の住民登録は無料です。(service.duesseldorf.de)
ただし、後日追加でMeldebescheinigungやAufenthaltsbescheinigungなどの証明書を発行してもらう場合は、別途手数料がかかることがあります。
9.オンラインで住民登録する方法
デュッセルドルフでは、条件を満たす場合、Elektronische Wohnsitzanmeldungを利用してオンラインで住所登録できます。
オンライン手続きでは、申請後にデジタル版のMeldebestätigungを取得でき、対応するドイツの身分証明書やEUのeIDカードの住所情報もオンラインで更新できます。(service.duesseldorf.de)
一般的に必要となるものは次のとおりです。
・オンライン機能が有効なドイツのPersonalausweisまたはEUのeIDカード
・暗証番号
・AusweisApp
・NFC対応スマートフォン
・利用者アカウント
・Wohnungsgeberbestätigungのデータまたは画像
オンライン申請では、本人確認後、登録情報を入力し、賃貸住宅の場合はWohnungsgeberbestätigungをアップロードします。審査完了後、デジタルのMeldebestätigungをダウンロードできます。(Landeshauptstadt Düsseldorf)
日本のパスポートだけを所持している日本人赴任者は、通常、このオンライン本人確認の条件を満たさない可能性があります。その場合は、Bürgerbüroでの対面手続きが基本です。
10.ドイツ国内から転居した場合
ドイツ国内の別の市からデュッセルドルフへ転入する場合、以前の市でのAbmeldungは通常不要です。
デュッセルドルフで新住所を登録すると、旧住所を管轄する自治体との手続きは行政機関側で行われます。(service.duesseldorf.de)
例えば、ケルンからデュッセルドルフへ引っ越した場合は、ケルンで先に転出届を出すのではなく、デュッセルドルフで新住所の登録を行います。
11.デュッセルドルフ市内で引っ越した場合
デュッセルドルフ市内で住所を変更した場合も、Ummeldungが必要です。
手続き期限、必要書類、Wohnungsgeberbestätigungの要件は、新規登録とほぼ同様です。
新しい住所へ実際に入居してから2週間以内に手続きし、以前の住居の契約書ではなく、新しい住居のWohnungsgeberbestätigungを提出します。
12.国外へ転出する場合
ドイツ国内に新しい住所を持たず、日本など国外へ転出する場合は、Abmeldungが必要です。
国外転出の届出は、原則として退去日の1週間前から行うことができ、遅くとも退去後2週間以内に行います。国外転出の場合、退去時のWohnungsgeberbestätigungは通常不要です。(service.duesseldorf.de)
Abmeldebestätigungは、次の手続きで必要になることがあります。
・健康保険の解約
・放送受信料の解約
・携帯電話やインターネット契約の解約
・保険契約の終了
・銀行や税務手続き
・賃貸契約や公共料金の精算
帰国時は、Abmeldebestätigungを必ず保管してください。
13.主たる住居と副住居
ドイツ国内に複数の住居がある場合は、原則として1つをHauptwohnung、その他をNebenwohnungとして登録します。
通常、Hauptwohnungは生活の中心となる住居です。
・最も頻繁に滞在する住居
・家族が主に生活する住居
・日常生活の中心となる住居
既婚者や登録パートナーの場合は、一般的に家族が主に生活する住居が主たる住居になります。国外の住所は、この主たる住居・副住居の判断には含まれません。(service.duesseldorf.de)
どちらを主住所にするかは、税金、住民用駐車許可、行政サービスなどに影響する可能性があります。
14.宗教欄の確認
住民登録の際に、宗教を確認されることがあります。
ドイツでは、特定の宗教団体に所属していると登録した場合、Kirchensteuerと呼ばれる教会税が給与などから徴収される可能性があります。
日本人の場合、洗礼を受けている、教会に所属しているなどの事情がない限り、誤って宗教を登録しないよう注意してください。
質問の意味が分からない場合は、推測で回答せず、担当者へ確認してください。
15.住所表記を正確に確認する
住民登録時には、次の住所情報を正確に確認してください。
・通り名
・番地
・郵便番号
・都市名
・建物番号
・棟番号
・階
・部屋の位置
・氏名表記
ドイツでは、郵便受けと呼び鈴に氏名が表示されていないと、郵便物が届かないことがあります。
住民登録後は、速やかに次の点を確認してください。
・郵便受けに氏名が表示されている
・呼び鈴に氏名が表示されている
・住所のスペルが正しい
・姓と名の順序や表記が正しい
16.住民登録後に届く税務番号
ドイツで初めて住民登録すると、通常、その後にBundeszentralamt für SteuernからSteueridentifikationsnummerが郵送されます。
これはドイツで個人に付与される税務識別番号です。
勤務先の給与処理、税務申告、銀行手続きなどで必要になります。
税務識別番号は一生変わらない番号です。ドイツ国内で住所を変更しても、新しい番号が発行されるわけではありません。
すでに以前ドイツに住んでいた人は、同じ番号を引き続き使用します。
郵便受けに氏名がないと税務番号の書類が届かない可能性があるため、入居直後から氏名を表示してください。
17.放送受信料への対応
住民登録後、ARD ZDF Deutschlandradio BeitragsserviceからRundfunkbeitragに関する書類が届くことがあります。
ドイツの放送受信料は、原則として1人ごとではなく1住居ごとに請求されます。
家族や同居人がすでに同じ住居について支払っている場合は、二重に支払う必要はありません。その場合は、すでに支払っている人のBeitragsnummerを使って回答します。
市役所で住民登録しただけで、放送受信料の手続きがすべて完了するわけではありません。届いた書類を放置せず、必ず内容を確認してください。
18.滞在許可とは別の手続き
住民登録と滞在許可は別の手続きです。
住民登録を行っても、ビザや滞在許可が自動的に発行または延長されるわけではありません。
日本人がドイツで長期滞在する場合は、状況に応じてAusländerbehördeで滞在許可を申請する必要があります。
一般的には、滞在許可申請時に次の書類が必要になることがあります。
・パスポート
・Meldebestätigung
・賃貸契約書
・健康保険証明
・雇用契約書
・顔写真
・申請書
住民登録は、滞在許可申請の前提となることが多いため、入居後できるだけ早く完了させてください。
19.ホテルや短期滞在の場合
ホテルなどの営業用宿泊施設に一時的に滞在する場合は、通常の住宅とは取扱いが異なることがあります。
通常の居住地が国外にあり、ドイツでホテルなどに短期間滞在する場合、一定条件では直ちに通常の住民登録義務が発生せず、3か月を超えて滞在する場合に登録義務が生じることがあります。デュッセルドルフ市も、通常の居住地が国外にある人や、最初にホテルなどへ入居する人について、一定の場合は3か月後に登録義務が生じると案内しています。(service.duesseldorf.de)
ただし、サービスアパートメントや家具付き住宅でも、通常の住居として契約している場合は住民登録が必要になることがあります。
契約前に、次の点を確認してください。
・Anmeldungが可能か
・Wohnungsgeberbestätigungを発行してもらえるか
・住所を正式な居住地として登録できるか
「住民登録可能」と説明されていても、Wohnungsgeberbestätigungを発行してもらえなければ手続きできない可能性があります。
20.よくあるトラブル
Wohnungsgeberbestätigungがない
賃貸契約書だけでは住民登録できません。
オーナーまたは管理会社へ、Wohnungsgeberbestätigungの発行を依頼してください。
入居日が間違っている
契約開始日ではなく、実際の入居日を確認してください。
誤った日付のまま登録すると、他の行政手続きと矛盾する可能性があります。
パスポートの氏名と書類の氏名が異なる
ミドルネーム、旧姓、ローマ字表記などが異なる場合は、修正を依頼してください。
家族の一部が後から入居する
家族全員が同じ日に入居しない場合は、実際の入居日に応じて別々の登録が必要になることがあります。
予約が取れない
複数のBürgerbüroを選び、当日枠、キャンセル枠、Terminagentを利用してください。
住所や郵便番号を誤って登録した
Meldebestätigungを受け取った時点で、その場で内容を確認してください。
誤りを発見した場合は、できるだけ早くEinwohnermeldeamtへ訂正を依頼します。
住民登録のチェックリスト
手続き前に、次の項目を確認してください。
・実際の入居日を確認した
・Wohnungsgeberbestätigungを受け取った
・氏名、住所、入居日に誤りがない
・家族全員分のパスポートを用意した
・Bürgerbüroの予約を取った
・必要に応じて委任状を用意した
・以前の住所を確認した
・主たる住居か副住居かを確認した
・郵便受けと呼び鈴に氏名を表示した
・登録後にMeldebestätigungの内容を確認した
まとめ
デュッセルドルフへ入居した場合は、原則として実際の入居日から2週間以内に住民登録を行います。
手続きに最も重要な書類は、次の2点です。
・有効なパスポート
・Wohnungsgeberbestätigung
賃貸契約書だけでは登録できません。
窓口で登録する場合は、事前にBürgerbüroの予約を取り、登録後に発行されるMeldebestätigungの住所、氏名、入居日をその場で確認してください。
日本人赴任者の場合、住民登録はドイツでの生活を始めるための最初の重要な行政手続きの一つです。入居が決まった段階でWohnungsgeberbestätigungの発行を依頼し、早めに予約を確保することが重要です。
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