初日の出 2020 in ヨーロッパ ~神秘の山モンセラット~

January 24, 2020

 

2020年の幕開けは多くの巡礼者が訪れるカタルーニャの聖地モンセラットで迎えました。
最大の目的は雲海に浮かぶ初日の出を観賞するため!
カウントダウンパーティと花火で迎えるドイツの年越し、元旦の朝は花火残骸とゴミが散乱。
ロンドンやパリ、ローマでの新年も素敵なひと時ですが、最近の私はもう「花火とハグと乾杯」にはときめかない・・・
いつだったか、年越し番組「ゆく年くる年」が無性に恋しくなり、デュッセルドルフにあるお寺へ除夜の鐘をつきに行ったことも。
来年こそは美しい日の出とともに心洗われる朝を迎えたい!そんな私のささやかな願いを聞くと友達は決まって、
''Hä?'' ''Wie bitte?''  早起きして寒い思いして日の出みて何がいいの~? やっぱり・・・
そもそも初日の出を拝むという習慣がドイツにはないので仕方ありません。
私も日本にいた頃は、初日の出に特別な執着はなく、朝寝坊ばかりでしたが、
ここ数年は(歳とったかな?)見たい衝動にかられ、「ヨーロッパ」「初日の出」「絶景」で検索。
モンサンミッシェルの日の出は見たことあるし、
聖地、神秘の山、雲海、奇岩、黒いマリア像・・・ 何だか初日の出にぴったりのシチュエーション? というわけでモンセラットに決定!しかも日本で観るよりずっと朝寝坊できる〜

半年以上前には熱烈なリクエストとともにホテル予約したものの、雲海が望める部屋にあたる確率は半分。ぬくぬく温かい部屋の中から初日の出が見れたらなー、そんな想いを胸にバルセロナ滞在中のホテルから一泊分の荷物をリュックにつめて出発、途中コロニア・グエルへ。


グエル教会の地下礼拝堂は、まるで生きものかのような温かさ感じる自然愛に満ちた不思議な空間。
ガウディが愛したカタルーニャの自然、足繁く通ったモンセラット、サグラダ・ファミリアの構造は神秘の山モンセラートからインスピレーションを得たものだとか。
夕方モンセラットに到着すると、ケーブルカー、登山鉄道ともに運転終了のため、日帰り観光客の姿はなく、大聖堂では夕べの祈りが始まり、荘厳な雰囲気に包まれていました。


ハイシーズンの日中は1時間待ちになることもあるというLa Moreneta 黒いマリア像に静かにご対面。触れると木製の素朴な温かみを感じる、自然と優しい気持ちになるマリア様でした。
年越しの瞬間は、しーんと静まりかえった聖地で12粒のブドウを食べながら(スペインの風習)、カタルーニャ産白ワインで乾杯、ほろ酔い気分でそのままベッドへ。
朝は心地よい目覚めで7時45分起床、まだ薄暗い山肌と修道院の間には雲海が立ち込め幻想的な世界が広がっていました。
雲海が段々とオレンジ色に染まり始め、切り立つ岩山や修道院塔の黒いシルエットとのコントラストに見惚れているうちに、8時17分、とうとう雲海から太陽が顔を出し始め、心洗われる瞬間!眩しい太陽に変わるまであっという間です。


朝食後広場に出ると、太陽の光をいっぱい浴びた黄金色に輝く奇岩群が目に飛び込んできました。
早朝の幻想的な姿から、力強い雄大な自然の姿に様変わり。体いっぱいにその大地のパワーを吸い込み、清々しい新年を迎えることができました。

年明けはもう一つの旅のテーマ、モデルニスモ建築巡りを堪能し、ガウディやモンタネールの小宇宙に身をゆだね、彼らの超越した精神性にたくさんのイマジネーションパワーをもらい、2020年は良いスタートが切れたようです。


皆さんも健康で心穏やかな一年となりますように!

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